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【数学】Fwd:ほぼゼロから学び直す高校数学 #4>定積分・不定積分

本記事の注意点

  • 筆者は統計学も大学の応用数学もまじめに専攻してません!
    • 自分が理解するためにかみ砕いた記事の為語弊もあります。
  • 各単語や公式の成り立ちや背景にフォーカスをあてて書いているので、
    この記事を読んで○○が解けるとかはないです。
    • 参考書というよりはエッセー感覚で読んでいただけると幸いです

不定積分

  • 大雑把にいうとに \int に区分がないやつ
  • 微分の逆操作(ある関数 f\left( x\right) の原始関数 F\left( x\right) を求める)
    • 原始関数に関しては F'\left( x\right) =f\left( x\right) が成り立つ
    • 関数によっては原始関数が1つに定まらない場合があるので積分定数Cで帳尻を合わせる
      • e.g.)  x^{2} の原始関数は \dfrac{1}{3}x^{3} になるが、
        定数は微分すると0になるので \dfrac{1}{3}x^{3}+2 も原始関数とできる
      • 定数はグラフ描画において傾きの要素に依存してない、 x^{2}  x^{2}+2 のグラフも
        グラフ全体の座標がずれるだけで傾き(接線)の推移(導関数)は同じになる
  • 下記は不定積分の定義(Cは積分定数)
 \int f\left( x\right) =F\left( x\right) +C \tag{1}


積分

  • こっちも大雑把にいうと \int に区分があるやつ
  • 不定積分では微分の逆操作といったが、こちらは積分対象に区分があるので、
    積分対象の関数 f\left( x\right) のグラフの面積 S\left( x\right) が求められる

  • いきなり面積が求められるといわれてもという感じなのでイメージ図で掘り下げる

  • グラフの区分a-bの範囲の面積を下記図のように長方形を敷き詰めれば、まずグラフの面積の求めるアプローチ
    のイメージはつくかも

定積分のイメージ
積分のイメージ

  • 上記イメージの射線部分の長方形の面積だけでいえば、たて×よこで f\left( x\right) dx となる
  • グラフ内の長方形は幅が狭くなればなる(dxが0に近ければ近い)ほど実際のグラフ面積に近似できる
    • なのである関数 f\left( x\right) の区分a-bの定積分はその原始関数 F\left( x\right) とすると下記となる
\displaystyle{
 \begin{aligned}\int ^{b}_{\cdot a}f\left( x\right) dx=\left[ F\left( x\right) \right] _{a}^{b}\\
=F\left( b\right) -F\left( a\right) \end{aligned} \tag{2}
}
  • (2)の式で原始関数とかつかってるし微分ともかかわってるじゃん!
    • 微分と何が関係あるのか?

    • 上記長方形を用いてグラフ面積を求める方法を区分求積法という

      • この方法で微分を用いると面積を求めるのに便利なので積分微分を結びついた
      • 長方形をN個用いて面積を求めるとすると、各長方形は下記のようにナンバリングされる
      • あるk番目( 0\leq k\leq N )長方形の面積は先述した、たて×よこで \Delta xf\left( x_{k}\right)
        •  \Delta x が長方形の横の長さ
      • しきつめる長方形をN個が多ければ多いほどグラフ面積に近似するので、下記式が成立する
    • 長方形を集めたものをグラフ面積を求めようというのが積分
  \lim _{n\rightarrow \infty }\sum ^{n}_{k=1}\Delta xf\left( x_{k}\right) = \int ^{b}_{a}f\left( x\right) dx \tag{3}


区分求積法のイメージ
区分求積法のイメージ

  • この区分求積法を掘り下げると微分との関連性がでてくる
    • N個の長方形の任意の1個を取り出したもの x_{k} k \displaystyle{0\leq k\leq N }の範囲で自由に取れるので、
      それに伴い長方形の面積は下記不等式が成立する
      • 最小のkを取る f\left( x\right) の値をm
        最大のkを取る f\left( x\right) の値をMとしている
 x_{k}\cdot m\leq x_{k}f\left( x\right) \leq x_{k}\cdot M \tag{4}


  • 区分求積法を適用するにあたって、1つ目の長方形とそれ以外の長方形が出てくる
    • この2つのエリアに分かれた長方形を足すことで求めたいグラフ面積 S\left( x\right) が求まり、
      \displaystyle{x=x _ {n-k}+x _ {k}}を加味すると下記式が成立する
    • 各エリアに対して区分求積法をあてはめてグラフ面積になることを前提とした式になっているので、
      諸々すっとばしたかなり乱暴な論法になってるのは否定しない

区分求積法のイメージ2

 S\left( x\right) =S\left( x_{n-k}+x_{k}\right) =S\left( x_{n-k}\right) +S\left( x_{k}\right)


 S\left( x_{k}\right) = S\left( x_{n-k}+x_{k}\right) -S\left( x_{k}\right) \tag{5}


  • (5)の\displaystyle{\displaystyle{S\left( x  _  {k}\right)}}は長方形1個の大きさ\displaystyle{\displaystyle{x  _  {k}f\left( x\right)}}の為、
    (5)を(4)に代入すると下記となる
 x_{k}\cdot m\leq S\left( x_{n-k}+x_{k}\right) -S\left( x_{k}\right) \leq x_{k}\cdot M \tag{6}


  • すべての辺を x_{k} で割る
 m\leq \dfrac{S\left( x_{n-k}+x_{k}\right) -S\left( x_{k}\right) }{x_{k}}\leq M \tag{7}


  • すべての辺に対し\displaystyle{\begin{aligned}\lim x _ {k}\rightarrow 0\end{aligned}}を考えると、
    長方形 x_{k} の幅が0に近づく区分求積法の考えに基づき、正しいグラフ面積に近づく
  • また長方形 x_{k} の幅が0に近づくということは、冒頭で説明した下記kの性質が成立しなくなる
    • N個がに発散するため長方形をグラフに敷き詰めるという概念がなくなるため

N個の長方形の任意の1個を取り出したもの x_{k} k 0\leq k\leq N の範囲で自由に取れるので、

  • このkの性質( 0\leq k\leq N の範囲で自由に取れる)が成立しないなら、kはある一点に固定されるため、
     m=f\left( x\right) の最大値、最小値M,mkにより一意に求まるため下記が成立する
 m=f\left( k\right) , M=f\left( k\right) \tag{8}


  • このとき式(7)の中心の項は微分導関数の定義(式9)と一致する>ここで微分積分が結びつく
 \lim _{h\rightarrow 0}\dfrac{f\left( x+h\right) -f\left( x\right) }{x+h-x} \tag{9}


  • そのため、式(8)の結果と合わせて式(7)は下記のような式になる
 f\left( k\right) \leq S'\left( k\right) \leq f\left( k\right) \tag{10}


  • 式10の中心項は左右の項の値が同値のため、さらに下記となる(はさみうちの定理)
    • この定理の証明まではしないが、中心の項が一意な値に求まるのはイメージしやすい気がする
 S'\left( k\right) =f\left( k\right) \tag{11}


 S\left( k\right) =F\left( k\right) +C


  • ようやく区分求積法(定積分)から微分がつながり、不定積分の形までもってこれた
  • ここから定積分の形にもってくることで面積を求めること=定積分と証明できるが記事が長くなったので余力があったら追記する

まとめ

  • 積分はグラフの面積を求める
    • グラフの面積の導出は区分求積法がもとになっているが、
      そこで微分の定義が当てはまることで導関数が求められるグラフ全般の面積が求められることになった
  • はてなブログMarkDown記法とTex記法がうまくはまらず苦戦。
    • 下記ツールに大変お世話になりました

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参考サイト・文献